アグレッシュおおいた

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ぶどう農家を目指して
宇佐市安心院
国年 真悟
国年 真悟
 1、退職からこれまでの経緯

前職は、ホームセンターでバイヤーをしていました。退職からこれまでの経緯を、参考になればと思い纏めてみました。

①会社を辞めよう!

私が15年勤めた会社を辞めようと決意した理由は、下記の通りです。
•会社がHC業界で生き残る事が厳しいと判断。大手からは10年の遅れをとり、規模の違いによる商品力の差が歴然でした。
•人口減、高齢化、販売チャネルの多角化の中、売上改善、利益改善が見込めず、給与アップも見込めない状況。今後の生活、定年退職後の生活への金銭的不安がありました。
•仕事がハードで家族と過ごす時間がない。何の為に働いてるのか疑問に思う事がありました。
•福岡での生活は、時間のムダが多い。GMSで目的もなく過ごす時間や、渋滞に巻き込まれる時間など、時間を有効に使いたいと考える様になりました。
•仕事を通して、客観的に自分を見る事が出来る様になる。色々な人と出会い、色々な企業を見た事で、ある程度通用する自信を得る事が出来ました。

②これからどうする?

会社を辞めた後何をするか、下記の選択肢があり悩みましたが、農業をやる事に決めました。

ⅰ、同業他社で働く
同業他社でスキルを活かして働く。しかし、これまでの生活と大差ないのでやめる事にしました。

ⅱ、メーカーでモノ作り
企業として安定感があり、商品開発部門でモノ作りに携わって働く。しかし、雇われる事に限界を感じていた為、やめる事にしました。

ⅲ、農業
自分なりにメリット、デメリットを考え、農業が最も理想に近いと考える様になりました。メリット、デメリットとして考えたのは下記の通りです。
•やってみたかったモノ作りが出来る事。
•小売の経験を活かせる事。
•60歳を過ぎても働ける事。
•体を動かすから健康的な生活を送れる事。健康寿命を延ばしたいという思いもありました。
•田舎でのローコスト生活に魅力を感じていた事。
•自由に時間を使える事。
•きつそう。
•多額の借金を抱える事になる。

③農業をやろう!

けれど、縁も所縁もない農業の世界にどうすれば入れるの?と思い悩んでいました。ふとネットで検索してみると、大分で新規就農説明会があるという情報を見つけ、参加してみる事に。体験談や研修制度、給付金などの話を聞いて何とかやっていけそうだと思いました。
そして、今お世話になっている友田さんとの出会いもこの時でした。

④何を作る?

説明会で聞いた内容は、県の市毎に分かれたブースで、其々の主力作目についての説明や研修制度でした。野菜や果物について色々と話しを聞き、ここでもまた悩みました。

ⅰ、野菜
•安定感が有りそう。
•就農後、直ぐに売上が立つ。
ⅱ、ぶどう
•家族全員が好き。特に子供達が大好き。
•難しそう。逆にやり甲斐がある。
•可能性がある。ワイン作りや、ぶどう狩りでコト消費など。

野菜かぶどうかで迷いましたが、家族にも相談し、好きなぶどうにしました。好きこそ物の上手なれ!になるといいな。

⑤ぶどう農家になりたい!

決めたら行動する事を肝に命じていますので、友田さんの農園での短期研修を経て、2年間ぶどうの学校で研修を受ける事にしました。
退職届けを出し、有給消化に入った年末に引越し。そして2016年1月5日より本格的に友田さんの農園で研修生としてお世話になっています。(まだ正式ではありませんが。)

2、実際に研修を受けてみて

 2016年1月5日より友田さんの農園でお世話になっていますが、そこで分かった事や感じた事を纏めてみました。

①農園での研修で感じた事

•体力的にタフさが必要。
•思ったよりも機械化されている。友田さんの農園が特別みたいですが…
•本で読むより、見たり触ったりする事で分かる事が多い。
•作業の種類が多く、タイミングも重要。それを、見て学ぶ事が出来る。
•知識の習得が必要。植物、土、肥料、微生物、農薬、機械、設備について。

②話しを聞いたり、勉強してみて

•ぶどうは、皮ごと食べられ種が無いから、これからの時代にマッチしている有望な作目。
•生食用は日本が世界をリード。TPPも問題なさそう。

3、今後の予定と目標

①予定について

•4月よりぶどうの学校に入校。
•農地探し。面積は0.8〜1.0h。
•今年末に植樹し、就農2年目からの収穫を目指す。

②目標

•品質のいいぶどうに拘り、作れる様になる事。大量生産出来ないなら、高く売る事が必要な為、アッパーゾーンの小売を対象に販売出来る品質を目指します。
師匠である友田さんの作り方を学び、真似をする事でより早く理想の品質のぶどう作りが出来る様、頑張ろうと思っています。
•そのうち、ワイン作りや、冷凍ぶどうなども作りたい。

4、最後に

ぶどうの学校1期生なので、お世話になっている方々に対し、成功する事で恩返し出来ればと思っています。また、転職や引越しを受け入れてくれた家族にも感謝し、ぶどうの生産、販売を頑張りたいと思います。