石橋の表情　大野町

石橋の表情

　遅い梅雨入りで平年より短い梅雨の期間でしたが、激しい雨が多くさまざまな地域で甚大な災害が発生しています。大野の郷でも大野川の支流の小さな川でも水量が増え、足がすくむほどの激流になってしまいました。昔の人もこの川を渡るのに流されない橋が欲しかったのでしょう。大野の郷には１２基もの石橋が残っています。それらの橋は今はもう使われなくなったものもありますが、古の息吹を感じる美しい姿を残しています。



	川幅が５～６ｍほどですが、激しい音とともに足をもすくむ激流が渦巻いていました。

	昔の人々は寄付金を募って石橋を作っていたのでしょう。多くの石橋には寄付者の銘を刻んだ記念碑が建っています。

	激流に洗われる北園橋です。		平井川の増水にも耐えた丈夫な橋脚が力強い津留橋です。

	美しい２重橋の茜橋です。		茜橋は美しい姿をしていますが橋脚は重々しく据わっています。

	今はもう誰も通ることのなくなった若杉橋は、美しい姿を残したまま静かに佇んでいました。

	若杉橋の欄干はもう苔むしていました。		後屋橋も新しい橋ができてほとんど通らなくなりました。
	石橋を撮影する間に見つけた感動の場所です。

	師田原ダムの放水路の水紋です。　　　後屋橋の下に降りる階段の佇まいです。　　　砂防ダムに民家に迫る恐怖を感じます。
	平年より短い梅雨でしたが、長雨で鬱陶しいのは変わりありませんでした。　今月の花を紹介します。

	ガクアジサイです。		出荷間近のホオズキです。