早春の野草　大野町

早春の野草

　厳寒の季節から一気に春めいて、平年より10日前後早く桜の開花が告げられ各地で過去最早記録となったようです。すでに満開になり花見を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。今月は季節感がずれてしまったようですが、早春の美しく可憐な野草をご覧ください。野草というと聞こえがいいですが、日ごろは目もくれてもらえない雑草たちです。たまにはしゃがみこんで話しかけてみるのも楽しいものです。



	最も早春にふさわしい菜の花と桃の競演です。		そよ風に菜の花が揺れていました。

	菜の花の香りは、群生していることもありとても強く「春」を感じます。

	小さなホトケノザの花をよく見ると、面白い形をしていて高級な蘭のようでもあります。

	畑を埋め尽くさんばかりの群生が輝いていました。		密集して生えると上へ上へと背丈が伸びます。

	オランダミミナグサが朝日に照らされ浮き上がっていました。

	タンポポをひょろっと長くしたようなオニタビラコ（鬼田平子）です。		どこにでも生えているノゲシ（野芥子）です。

	キランソウが木洩れ日の中にひっそりとに咲いていました。		遅霜に震えながらコスミレが耐えていました。

	スイセンやオオアラセイトウは栽培されていたものですが、今や野生化していますね。

	春の風物詩でもある土筆の坊やも遅霜に震えているようでした。

	まだ寒い時期からナズナは咲き始めます。		ナズナの花言葉は「私のすべてを捧げます。」だそうです。

	オオイヌノフグリは小さな花で日中でも暖かくないと開きません。		２本のめしべを持ち、強そうにも見えますね。