アグレッシュおおいた

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「人生」を使い切る時代に
豊後大野市大野町
福井敏之

福井敏之

ハウス

1. 自己紹介

  今年で、就農して5年目を迎えました。大分県豊後大野市が運営をするインキュベーションファームの研修期間(1年)を含めると、ここに暮らして6年目となりました。
大阪での会社生活32年、55歳で、フレックス定年制度を利用して、退職しました。会社生活は、多少の紆余曲折はありましたが、大変充実し、面白く、やりがいもあり、今でも結構幸せなサラリーマンだったなと感じています。

2. 就農にあたって

1 動機と目的
現代は、平均寿命が80歳を超える時代。退職後も長い後半が待っている。(第一・第二ではなく)
① 経済的に自立し、精神的に満たされた生活をする。
② 農業は経営規模、経営方法が、自分の身の丈サイズで選択できる。
③ 作物を作る深さは、自然という総合複雑性の中、奥深く、飽きることがない。
 まさに、「人生」を使い切る時代に『農業』はあっている。
2 準備と決心
  検討できること、準備できることは、思いつく限り実施(石橋を割らないように)
① 情報収集 関係書籍・インターネット・行政窓口・農業人フェア等
② 体験 有機農家手伝い・農業熟
③ 知識・資格 日本農業技術検定・技能講習(ファークリフト・車両系建設機械)
大型特殊免許 
④ 収支計画(3パターンのシュミレーション) 55歳~70歳まで夫婦二人が、露頭に迷うリスクは、極めて小さいと確信
<大分県 豊後大野市を選んだ理由>
 農業をするには、農地が必要。農地の立地と農地の条件は、トレードオフの関係。都市近郊で優良な農地を見つけるのは困難。水利・日照・規模など、優良な農地を選択。
① 豊後大野市を訪問したとき、その自然の豊かさを実感。(直感的に・・ここ!)
② 対応していただいた、行政や農業指導員の方々が、素晴らしかった。
<そして就農・ここで暮らして>
 人間は、改めて社会的生物であると思った。人との出会いは、大変重要。先輩農家、篤農家、行政窓口、新規就農者、近隣住民の方など、本当に自分は運がいい。支えて頂いている、掌の存在を感じます。
3年目には、市の土地を競売で購入し、小さいながらも便利な家を建てました。
(大阪の25坪の鳩小屋を売却、100坪の土地に家を建てて少しおつりが来ました。)
行政からの定住助成、内外価格差ではなく、地域価格差がプラス要素でした。
1 営農の状況
① 夏秋ピーマンを 現在約20aのミニハウスで栽培
就農2年目は、ウイルス「り患苗」(JAより購入)で、大幅に収量ダウン。
一昨年、昨年は、天候の極端な変化。長雨続きから晴れっぱなし、台風上陸の頻繁化、低温から高温とブレが大きくなり、肥培管理が、より難しくなってきている。
② 冬作は、約30aほど「ちぢみほうれん草」を栽培
露地ものは、植え付け時期で、大きく結果が変わり、4年目の本年は、最悪の結果となりました。播種後の長雨(約10日)とそれ以後の低温(32年ぶり)、
まともに収穫できたのは10aほどでした。 厳しい・・・、下手くそ?

JAおおいたピーマン生産部会 豊後大野支部での活動

2年前に支部の事務局長をさせていただくことになりました。今まで、お世話になったことを少しでもお返しできればと思っています。また、自分たちの生活の柱である「ピーマン」を少しでも盛り上げていければと取り組んでいます。
部会では、2018年2月5日に、大分県の「安心いちばんおおいた産農産物」認証制度の団体認証を取得しました。121戸の農家での取得は最大規模。
部会内で協力しあうと共に、新規就農者が中心のプロジェクトもできました。

公式ロゴ QRcode
     公式ロゴ       HpQR
本年作より、出荷箱、個袋にこの公式ロゴをつけ、流通する予定です。
前職での経験も活かし、活動をバックアップしていきたいと考えています。
<今後の農業経営>
年齢、体力、能力、経済力に応じた変化をできる農業。今後は、夫婦二人、息長く営農するため、規模の圧縮と効率向上(負荷軽減)を図っていきたい、使えそうなものは、色々と試しながら。

3Gモニタリングシステム
例 3Gモニタリングシステム設置