農業をしたいと思ったきっかけは父方の祖父母が農業をしていたことです。
その祖父が亡くなって田んぼや畑を管理することが難しくなったという話を聞いて自分にできないだろうかと考えました。しかし、資金も技術もない素人の、しかも大阪生まれの自分が大分で農業をすることができるのだろうかという不安が大きくなかなか一歩を踏み出せませんでした。
豊後大野市役所に相談したところ研修の受け入れを行っておりその研修後には独立就農に向けた様々な援助があることが分かり思い切って大阪の勤め先を退職し豊後大野市に引越し研修を受けて令和4年1月に独立就農しました。
令和4年1月から新しい圃場に施設を建てはじめ、3月初めにはピーマンの定植作業を迎えることになる工程は想像以上にたいへんで、加勢をもらいながらぎりぎり間に合わせることができました。その後も、天気が悪かったり、虫の害や病気に悩んだりしましたが、幸いにも自分の周りにはピーマン農家が多く集まっていて互いに情報交換しながら問題の解決から愚痴など話ができる環境があるので一人で行き詰ることはありませんでした。
9月には台風の襲来もありましたが、大きな被害はありませんでした。
結果、昨年の栽培は自分の立てた目標を上回る成果を残すことができました。おかげさまで、ピーマン部会からの表彰も受けることができ、うれしさ一杯です。
これからの目標は農業の経営を続けていくことです。
また、今年からかんしょ(甘太くん)の栽培にも挑戦します。
すでに今年のシーズンは始まっています。
今年も始まったと思ったら、あっという間に終りを迎える、その時にいい成果を残せるよう頑張りたいと思います。